はじめまして。物語フォトグラファーの安井佐和(やすいさわ)です。
小さい頃から、屋根の上に登ったり、生き物を捕まえたり、
蓮華畑に寝転んで本を読むのが好きでした。
たぶんあの頃から、空気を体で感じていたのだと思います。
瓦の熱さ、生き物を追いかけるワクワク、
大地と空の広さ——
そのすべてが、生きていることの喜びでした。
本を片手に、物語の世界を夢中で旅していたあの頃。
昔は"物語"は本の中にあるものだと思っていました。
けれど今は違います。
現実の世界にも、たくさんの物語があって、
それぞれがほんとうに美しい。
私はそれを、写真とことばで、
丁寧に拾い上げていきたいと思っています。

カメラを向けられると、多くの人は身構えてしまいます。だからこそ私は、その人らしさが自然に現れる瞬間を待ちます。作られた笑顔ではなく、ふとした時に見せる本当の表情を大切にしています。
光は写真の魂です。窓から差し込む朝の光、夕暮れ時の優しい陽射し。その時々の光が作り出す表情や空気感を逃さないよう、常に光との対話を大切にしています。
家族の日常を撮り始めたことがきっかけで、人々の暮らしに魅力を感じるように
写真だけでは伝えきれない想いを、エッセイと組み合わせることで表現し始める
「物語フォト」として、多くの方の日常の美しさを写真とエッセイで残している
撮影前にゆっくりとお話しする時間を大切にしています。普段の生活、大切にしていること、撮影への想いを聞かせていただきます。
特別なポーズは求めません。いつものように過ごしていただく中で、その方らしい瞬間を見つけて撮影します。
撮影後、写真を選定しながらエッセイを執筆。お一人お一人の物語として、心を込めて作品に仕上げます。

自然な表情を捉えるため、音の静かなミラーレスカメラを使用。被写体の方に負担をかけません。
強いフラッシュは使わず、窓からの光や自然光を活かした撮影を心がけています。
一枚一枚に時間をかけ、その方らしさが伝わるよう丁寧にレタッチを行います。